2022年度の調査によると介護分野の有効求人倍率が21の都道府県で5倍を超えていて全国平均でも3.99倍です。他の産業が1.2倍くらいと考えると異常に高いのがわかります。2025年には37万人、2040年には69万人不足すると予想されています。現在の介護職員の総数が211万人なので約1/3に相当する数字です。
理由としては「少子高齢化に伴う労働人口の減少」「重労働」などがあげられますが何と言っても「低賃金」が大きな要因だと思います。介護職の平均年収は約362万円。全産業の平均年収が460万円ですので約100万円低いです。月額で言うと8.3万円低いので大きく感じます。
ちなみにオーストラリアの介護職員の平均年収は約570万円くらいですので、そのくらいまで上がれば人材不足は少しは解消すると思います。